Androidのテストツール「Robotium」を使ってみた。

AndroidアプリをRobotiumでテストしてみてみようと思い、公式のチュートリアルの動画を見ながらやってみました。
情報共有も兼ねて、ここに書いておきます。

では、始めます。

★そもそもRobotiumって何?

Androidアプリの操作を実機、またはエミュレータ上でPCから行い、自動テストしてくれるツールです。
テスト自体はJUnitで行います。

★どんな画面操作を行えるの?

・画面のタップ、ロングタップ
・Button、ImageButtonの押下
・Menuキーの選択
・CheckBox、RadioButtonのチェック
・EditTextへの文章入力

などなど・・。全部書いているとキリがないので、詳しく知りたいという方はRobotiumのWikiを参照してみてください。

★で、どうやるの?

Androidテストプロジェクトでテストする時と流れは似てますが、異なる点もあるので
順を追って説明していきます。

・ステップ1

テストしたいアプリのプロジェクトを用意する。

今回は適当なサンプルアプリを作成してテストをやってみます。

アプリの内容としては

PUSH」と書かれたButtonを押すと、「Success」と書かれたTextViewが出てくる」というだけの簡単なものです。

プロジェクト名は「RobotiumSample」とし、画面はデフォルト名のMainActivityのままです。

レイアウト画面はこんな感じ。

・ステップ2

Androidテストプロジェクトを作成する。

1.Eclipseで「File」→「New」→「Android Test Project」の順に選んで、テストプロジェクトを作成します。
2.テストプロジェクト名は「RobotiumSampleTest」としておき、Nextを選択。
3.An Existing Projectにチェックを入れ、先程作ったサンプルプロジェクトを選び、finishで作成完了です。

・ステップ3

テストケースを作成する。

ステップ2で作成したプロジェクト内のsrcフォルダ内に空っぽのパッケージが出来ていると思うので
そこに今回使うテストケースを作成します。

1.パッケージを右クリックし、「New」→「JUnit Test Case」を選ぶ。
2.Nameを「RobotiumSampleTests」と入力。
3.SuperClassに「android.test.ActivityInstrumentationTestCase2」と入力。
※<>内のMainActivityはステップ1で作成したプロジェクトのテスト対象画面です。

4.「setUp()」にチェックを入れ、finishで完了。

画面はこんな感じ。

・ステップ4

テストコードを書く前の下準備。

1.まず、Robotiumを使うためのjarファイルをDLしておきます。

ここから、『robotium-solo-3.5.1.jar』と『robotium-solo-3.5.1-javadoc.jar』の2つをDLしてください。

DLが完了したら、テストプロジェクト内にlibsというフォルダを作成し、DLした2つのjarファイルをそこに入れます。
※libsフォルダにjarファイルを入れておけば、Android Dependencies」フォルダにも自動でjarファイルが追加されます

2.テストプロジェクトのjavaBuildPath設定を行う。

・テストプロジェクトを右クリックし、「Properties」→「JavaBuildPath」の順に選択します。
・「Libraries」→「Add JARs」を選択し、先程libsファイルに入れた『robotium-solo-3.5.1.jar』を選択しましょう。
・『robotium-solo-3.5.1.jar』のjavadoc locationを『robotium-solo-3.5.1-javadoc.jar』に設定します。

下準備は以上で完了です。そろそろコードを書こうと思ったのですが、疲れたので続きは明日にします。
それでは。